ADHDが職場で起こすミスは、いろんな特徴があります。
特徴としては
- 注意が散漫になってしまう
- じっとしていられない
- 考えるより先に行動してしまう
このような特徴があります。
問題行動をとってしまい、職場に居づらくなってしまうケースも多々あります。
それでは、どのような点に注意をすれば、人間関係を壊さずに上司や同僚と円満に過ごすことができるのでしょうか?
今回は、ADHDの”よくある失敗”への対策をご紹介します。
ぜひ、あなたの生活改善に役立ててくださいね。
1.一日の最初に行動リストを作る
1-1.なぜADHDは仕事で苦労をするのか?
1-2. 出勤したら、一日の行動を整理する
2.玄関のドアに”必要なものポスト”を設置
2-1.家を出てから忘れ物に気がつくADHD
2-2.忘れ物を防止する方法
3.細かい文章はチェックをつける
3-1.書類を集中して読めない
3-2.文章を行毎にチェックする
まとめ
ADHDが原因で職場の人間関係に悩む人がいます。
実はそんな方の多くが「ミスを繰り返してしまう」「よく考えずに発言してしまう」など、ADHDの不注意や衝動性が原因なのです。
ADHDの方の中には多動性が表れる場合もありますが、こちらは年齢が上がるにつれて治ってくる方が多いです。
したがって、「不注意」と「衝動性」を改善することができれば、職場で人間関係を悪化させたり、上司からの評価を下げることを避けることができます。
あなたに、まず第一に実施していただきたいことがあります。
出勤したらすぐに、一日のスケジュールをすべて紙に書き出すことです。
具体的なやり方
- 時間毎に予定を書き出します。
- そして、関連する人物、目的、その目的の達成のために、やらなければならないことを考えます。
- 2.で考えたことを、すべて一覧にして書き出します。
このように、一日の行動を最初に整理しておくことが大事です。
万が一、思考が散漫になってしまったり、衝動的に別の仕事に気を取られても、書き出したメモを見ることで、やるべき行動へ戻ることができます。
一覧表は、テンプレート化しても良いです。
また、一日の予定を1ページに整理できる手帳を買っておくのもオススメです。
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行動整理の方法まとめ
毎日、一覧表を書き出す行動を習慣化することで、ミスや衝動的な行動を抑えることができます。
ADHDには、こんな方がいます。
- 会社へ出勤する際に必要なものを”サッパリ”忘れてしまう。
- 仕事帰りに買い物をしようと考えていても、買うべきものを”うっかり”忘れてしまう。
- ”後で必要なものを忘れたことに気がついて”家に取りに帰って遅刻してしまう。
あなたも、そんなことを経験したことがありませんか?
そんな悩みがあれば、次に紹介するコツが役に立ちます。
忘れ物が多い場合は、玄関のドアに大きめの茶封筒を半分に切って貼り付け、その中にメモを入れる習慣を身につけることで防ぐことができます。
例えば、「明日は会社に書類を持っていかなければ」「明日は雨だから傘を準備」「帰りに洗剤を買わなくちゃ」ってことがあります。
忘れ物を防止する手順
- これらの覚えておくべきことは、毎回メモに残します。
- そのメモを玄関のドアに貼り付けた封筒に入れます。
- 出かける時は、必ず茶封筒の中のメモを確認します。
玄関のドアは、出かけるときに必ず目に入るため「あ!あれ、忘れた……」という問題を大幅に減らすことができるでしょう。
ADHDの方がもっとも苦労するのが、チマチマした作業です。
たとえば、細かい字がびっしりと書き込まれた書類に目を通したり、長文を読むとイライラしたりして、スムーズに頭に入ってこない。
こんな経験はないでしょうか?
しかし、仕事の書類に集中できないのであれば、集中できるように工夫することが大切です。
一つの方法として、文章を読みながら、読み終えた行にチェックをつける方法があります。
自分がどこを読んでいて、どこまで理解したのか。
それを視覚化することによって、集中力を高めることができます。
最初は、作業が面倒だと思います。
しかし、習慣化することでイライラが減って、文章を読むのも早くなっていきます。
ぜひ試してみてください。
ADHDは大人の発達障害と言われます。
障害と考えれば、辛く感じることもあるでしょう。
しかし、自分の「不器用な部分」と考えた方が、結果的に上手く行くことが多いように思います。
私は五体満足だけど、ADHDぽくて悩みも尽きないけど、このアンバランスさ、不器用さ故に可愛がられたり応援されたりすることもあるから。やっぱり同情はされたくないんだよなぁ。何も勝てないわけじゃないもん。
— わおん* (@Gku4kUSi5wNKTNt) 2018年9月3日
完璧な人間はいません。
むしろ、自分の「不器用な部分」を改善する方法を工夫することで、仕事で活躍できます。
周りから「発達障害の大人」という悪い印象を持たれるリスクをグッと下げることにつながります。
なのでぜひ、一日のスケジュールを作ってみたり、茶封筒ポストを作ってみたりしてくださいね。