一週間のうち、あなたは何回買い物をしますか?
ネットショッピングだけで済ます日もあると思うし、外に出て買い物に行くこともあるかもしれない。
そのとき財布を出しますよね?
あなたの財布の中を思い出してください。
・レシートがごちゃごちゃ入っていて、ポイントカードも多い。
・衝動買いが怖いと思ってクレジットカードを入れていない。
・財布の材質にこだわりがある。
ADHDの財布っぽい特徴を挙げましたけど、あなたの財布はどう?
常に100円玉や50円玉を財布に入れていたり、カードの並びに自分なりの規則正しさがあったり。
他にも自分っぽい財布の特徴があるんじゃないか?とは思います。
特にADHDは自己管理が苦手なので、同年代よりも財布に入れている金額が低い傾向がありますし。
普段から財布の中に「めっちゃお金を入れているよ」って反論してもいいですけど、そのお金は何かあっても使わないようにしている”予備金”でしょ?
普段は3000円しか使わないのに、”何かあったときのために”1万円以上のお金を持っているみたいな。
それでいてお財布の中身を全部使うような出来事なんて、なかなかない。
自由に使えるお金があっても、それを管理できる自信がないなら現実的に使う金額はずーーっと少なくないですか。
むしろ税金でお金をとられたり、やむを得ず生活必需品を買うときの方がお金の使い方がちゃんとしているってことがある。
しかも税金の支払いに不満を覚えても、どこかで安心感があったりする(笑)
こういう感覚に共感したら、ちょっとヤバイよ。
ADHDは同年代よりも仕事の問題が多いため所得が低いし、自分のお金に関するキャパシティが小さいから自信を持って大胆な買い物ができない。
そして自分のお金の使い方を、他人に決められた方が安心ある。
これがADHDの財布事情の問題だと考えられます。
とにかくADHDは主体性がないんですよね。
衝動性に振り回されたり、他人に振り回されたりしてお金を使っている。
これじゃあ、自分の人生なのか怪しいところ。
今までの人生を振り返って、お金に”使われて”いるのが悪いと思ったことはありませんか。
お金がないと悩んだり、税金の支払いで一喜一憂したり……あなたの絶望のほとんどはお金に振り回されることじゃないですか?
振り回されていたと思うなら、その意識を変えていく必要があります。
お金とは主体的に”使う”ものだからです。
そのために必要な要素は2つ。
・自分が主体的に使える額を増やすこと
・自分の成長のために使うこと
この2つが大切です。
優れた人間は自分のためにお金を使うことで、成長してより人生を深めていきます。
いいかえると人生経験を豊かにするために、お金は使うべきだといえます。
子供のときを思い出してみると、なんとなくわかる気がしません?
小銭を握りしめて、コンビニのレジに並んで買ったお菓子の味。
たかがお菓子の思い出かもしれません。
しかし『これ、おいしい』と思ったお菓子の思い出はあなたの心に残るものがあったはずです。
ただただお菓子を買うのとは違う。
知らないことを知ったり、五感が喜んだり無意識に「いいな、これ」と反応していしまう体験こそ目指すものです。
そして経験は同じような経験をした方と共感をすることができます。
お菓子の話でも誰かと話ができたり、あれ美味しいよねと共感したりします。
きのこの山・たけのこの里の好みのように、そのお菓子の話だけで仲良くなったりします。
大人であれば仕事につなげることもできます。
たとえばユーチューバーの人。
いろんな経験を誰かに共感してもらうことを売りにして、動画を再生してもらいビジネスを成り立たせています。
だから人生経験は確実にお金に結びつきます。
そして意識して人生経験を増やすことで、あなたの武器は増えてチャンスに恵まれやすくなります。
そのために新しいことにドンドンお金を使ったらいいと思うんですよ。
知らないことに触れること、感動することに出し惜しむ必要はありません。
ただお金を浪費したいから使うのではなく、”自分自身の経験を豊かにするため”
これがポイントです。
まずは今まで食べたことのない駄菓子でもいい。
新しい味のカップラーメンや季節限定のチョコレートなんかでも、素晴らしい経験が得られます。
ラーメン1つ食べた経験から、そのまま味に惚れ込んでラーメン屋を開いたなんて話もよくありますよね。
これからの人生をちょっと変えるために1000円でも、いつもと違うお金の使い方を感じてほしいです。
なんだか最後が食べ物の話になってしまいました(笑)
食べ物つながりで”カレーの作り方で学ぶ、ADHDの感情コントロール方法”という記事もオススメです。
飯テロみたいなADHD改善方法の記事です。
3分で読めるので、こちらもどうぞ。