ADHDに向いていない仕事とは?ADHDが避けるべき仕事を考える。

ADHDに向いていない仕事ってなんだろう?

こう考えたとき、ADHDに向いていない仕事を調べることは必要です。

就職するだけでも大変なのに、きつい仕事だったら最悪ですからね。

特にADHDの症状が強く出る仕事は避けるべきです。

ミスにつながることが多く、自己嫌悪になってしまいます。

ですから、向いていない仕事を知ることも大事なことです。

誰だって自分に向いている仕事をやっていた方が楽しいですからね。

そこで今回はADHDに”向いていない”仕事を紹介します。

仕事選びや、今の仕事を見直すための参考にしてください。

1.ADHDに向いていない仕事
1-1.マルチタスクのある仕事

同時にやることが多い仕事はADHDに向かないです。

たとえば、コールセンターの仕事やSEの仕事が向きません。

ADHDには『耳で話を聞くこと』自体に問題がある人がいるからです。

さらに電話応対の仕事は、4つのミスしやすいポイントがあります。

①相手の話を聞く

②相手の話を頭に入れる

③相手の求めていることに正確に答える

④上司に報告することがあれば、正確に報告する

2つ以上のことを同時に行うことが苦手なADHDは、避けたほうがいいと言えます。

また、SEの仕事はADHDに向いている仕事と、紹介されることもあります。

しかし、プロジェクトを同時に進めることがあり、他部門と調整することが多いとミスが増えやすい仕事です。

(多くの人と一緒に作業するのはキツイです…)

コンビニの仕事も、同時に行うことが多い仕事です。

募集が多く身近な仕事のため、やってみたくなる仕事だというのは否定しません。

ただし、朝、昼、晩のピークタイムは接客が多く、同時に普段の仕事もこなす必要があるため、油断するとミスが起きやすいといえます。

お客への接客にはイレギュラーなことが多いです。

複数の仕事をこなしながら予想外のことが起きると、パニックになる可能性もあります。

1-2.ミスが許されない仕事

私の経験上、特に避けた方がいい仕事があります。

①誰かのお金に直接関わる仕事
②ミスをすると大ケガする仕事
この2つは避けるべきです。

そうは言っても「ミスを減らしたい!!」と思ったら、こちらの記事をオススメします↓

仕事でケアレスミスが多すぎる!つい・うっかりの多いADHDは、対策をしよう。

2018年8月28日

1-2-1.誰かのお金に直接関わる仕事

経理では数字の違いが起きれば、大問題になります。

ADHDは仕事中でも面倒になると『まあこれくらいなら、大丈夫だろう』と思って仕事が適当になる可能性もあります。

ただし、事務作業は記録に残ることが多いです。

そのときは良くてもデータを整理しているときに、問題が明るみになって怒られます。

怒られることがイヤでミスを隠してしまったり、知らん顔したりする人は避けるべき仕事です。

1-2-2.ミスをすると大ケガする仕事

大ケガのリスクがある仕事は、自分の人生に関わってきます。

たとえば宅配ドライバーの仕事です。

ADHDは不注意の症状を抱えることがあり、自動車の運転中によそ見することがあります。

よそ見をしなくても、運転は同時にいくつもの作業を行うため、長時間の労働はリスクが高まります。

失敗したときの危険度が高いため、ミスを前提とするADHDの仕事には向いていないです。

また、工場の仕事もリスクが大きい場合があります。

まず機械を扱って感電する危険性があります。

さらに自分の体よりも大きな製品を作っていたり、重いものを運んだりする仕事があれば、骨折や打撲のリスクもあります。

自分自身のケガだけでなく、周りの人にもケガさせるリスクもあります。

そうなると取り返しのつかない労働災害になります。

それでも工場勤務をするのであれば、せめて軽作業の勤務を希望してリスクを下げるべきです。

1-3.コミュニケーションが多い仕事

会話を主とする仕事はADHDに向かないことが多いです。

たとえば営業の仕事が向かないです。

なぜならADHDは衝動性という特徴があるため、相手との会話が成り立たないことがあるからです。

衝動性の症状とは……
①相手が話をしているときに話をしてしまう
②考えるより先に話をしてしまう
こういった症状があります。

また、営業は会話だけの仕事ではありません。

お客との会話内容を上司に報告して、その後の対応を決める必要があります。

営業から会社に戻れば、デスクワークもあります。

コミュニケーションを主とする仕事であっても、『会話だけ出来ればいい』というわけではないのです。

お客への説明が不十分であれば、クレームにつながります。

商品を間違って販売していれば、会社とお客に損失が発生します。

つい・うっかりでは済まない仕事になるため、営業は人を選ぶ仕事といえます。

言いたいことが誤解して伝わったときは、特にツライものがあります……。

1-4コミュニケーションが得意なADHDの特徴

ADHDには特有の人懐っこさがあります。

①初めて会った人にも突っ込んで話をすることができる
②素直な質問をして可愛がられることがある

ADHDには、こういった特徴が見られます。

そのため、ADHDは営業が向いていないと言われても、この人懐っこさで営業が決まったり、成果を出したりする人もいます。

まとめ

ADHDには今回紹介したように弱点があります。

それならいっそのこと、向いていない仕事をスッパリ諦めることも1つの考えです。

……仕事を辞めたいときはどうしてもあります。

そんなときいつでも仕事を辞める選択肢を持つことは、心を安定させるために必要なことだと思っています。

今日中に仕事を辞めたい場合はコチラ

全部を完璧にできる人はいませんので、できない自分を責める必要はありません。

向いていない仕事が多いと落ち込むよりも、何ができるかを考えた方が生活がより良くなります。

得意なことだけを伸ばせば、それだけでも仕事はできます。

できないことがたくさんあっても、まずはできることを見つめ直してくださいね。