大人になってから『仕事で上手くいかない』と悩んだことはありますか?
毎日、小さなミスで職場の上司に怒られ普通の人が当たり前にできることができずに、落ち込んでいませんか?
正直にいって、いつも上司に怒られていたら胃に穴があきそうですよね。
でも、もしかしたら、あなたの悩みはADHDという発達障害が原因かもしれません。
悩みのタネがADHDだとわかれば、薬物療法やサプリメント摂取、行動改善など具体的な対策をとれます。
僕もアスペルガーとADHDが少しある。もっと早く自覚すべきだった
— ヨシ(カヤノヒメ) (@wiz_HYYf7HSG) 2018年8月19日
そのため、今回は大人のADHDかどうか不安な人向けに、セルフチェックリストを紹介します。
ぜひ、チェックリストを使って、自分を診断してみてくださいね。
ADHDの特徴や症状のまとめを作りました。こちらも合わせてどうぞ。↓
1.なぜ自分のADHD症状に無自覚なのか?
1-1.環境が原因でADHD発見が遅れるケース
1-2.ADHDだからADHDに気づけないケース
1-3.ADHDは自分で気づいて、治すしかない日本の現状
2.ADHD診断のチェックリスト
2-1.不注意のチェック
2-2.衝動性のチェック
2ー3.多動性のチェック
2-4.ADHDの特徴は普通の人にも当てはまる
まとめ
あなたが他の人よりも仕事のミスが多くて悩んだとき、周りの人間は何と言ったでしょう?
(本当はADHDが原因なのに……)
加えてADHDの方は素直な人が多いため、決めつけられたら「あ、そうなんだ」と納得してしまいます。
その結果、うつ病になるくらい追い詰められてから、慌てて色々調べて、それからやっと発達障害を疑い出すといったケースが起きます。
大人の指示を誤解していたり、自分の思い込みで行動して失敗したりしたことが何度もあったはずです。
しかし、悩んだだけで原因は何か?を突き詰めたことはほとんどないと思います。
ADHDは深く考えるのが苦手という特徴があるため、ADHDに気づけないのです。
あなたが悪いとは言い切れません。むしろ、理解者がいない日本の現状が悪いです。
せめてADHDの方が自分の症状に気づけるくらいは、サポートが必要だと思います。
発達障害を持つ場合に多く起こることが、何から相談して良いのか分からないということ。支援者に知ってほしいのは、当事者が何を相談して良いのか分からないことを、支援者は分かって欲しい。分からないことを言語化するのがどれほど苦痛なことか知って欲しい。#発達障害
— ◎ (@Jetstarmans) 2018年8月22日
そのため、次の章で1人でできるADHD診断をご紹介します。
- 勉強や仕事で最後に気を抜いて、失敗してしまったことがよくある
- 退屈な仕事や難しい仕事をすると不注意が多い
- 単純作業をするとき、集中力が30分も続かないくらい苦手だ
- よく物をなくすことがあり、物を探すことが頻繁にある
この項目に当てはまるものが多ければ、ADHDの不注意傾向が強いといえます。
- キレやすい性格だ
- 会話で相手のことを考えずにしゃべり過ぎることがある
- 会話相手と話始めがかぶったり、”話をさえぎる”ことがよくある
- 行列などの順番待ちが苦手だ
この項目に当てはまるものが多ければ、ADHDの衝動性傾向が強いといえます。
- 静かなところでは息苦しく感じる
- 人が集まる場所で、黙って待つことが苦手だ
- 何かをしないといけないと思って、ソワソワすることがよくある
- 座っているべきシーンで、座っていられない
この項目に当てはまるものが多ければ、ADHDの多動性傾向が強いといえます。
上にあるチェックリストをパッと見た印象だと『普通の人にも言えることばかりだ』という感想を持つでしょう。実はその通りなのです。
発達障害の特徴は、普通の人にも当てはまることが多いです。
あなたの知っている方にも、チェックリストの1つや2つが当てはまる人がいるでしょう。
しかし、普通の人との違いはADHD的な性格が原因で、生活が難しいと感じるかどうかが大きな分かれ目になります。
ほとんどの項目に心あたりがあり、そのせいで仕事や生活が苦しいと思うのなら、ADHDの可能性が高いといえます。
この間家族に促されて大人のADHDの症状診断チェックをしたら5つ中4つが当てはまったのでドキっとした
— 千代田線グリーン (@_009944) 2018年8月13日
診断結果を出したら、最初はガーンってなっていいです。
自覚してからショックで1週間くらいは、何も頭に入らなくなることも仕方ないことだと思います。
そんなに簡単に気持ちを切り替えられないですからね。
ですが、悲しいことばかりではありません。
まず、自分のADHDに気づけたということは、幸運なことなのです。
ADHDを自覚してから生きるのが楽にもなったし苦にもなった。知る前は苦しかなかったけど
— デリケート小林 (@hayaoki1995) 2018年8月17日
弱点だと思うのなら対策をとって改善することができます。
多くの方は、未だにADHDであることに無自覚なまま、毎日を同じように過ごしています。
自分を変えることすら考えつかない人もいます。それを考えると、あなたは運が良いといえるでしょう。
落ち着いて現実が見えるようになったら、変えられるところから変えてみてください。
自分のできることから始めている人もいます。
洗濯物(洗う)⇒洗ったら確実に干す時間はあるのか一旦考えてから回す
洗濯物(畳む)⇒まず子供服、大人服、タオルで分別してから畳む
掃除機⇒充電式のハンディークリーナーに買い替え
ここ数ヶ月でほんと色々と変わってきてる#ADHD対策
— まきまる=ADHD3児母 (@tmt3mk3) 2018年4月8日
今回のADHD診断が、あなたを変える1つのきっかけになれば嬉しいです。
こちらの記事では、ADHDにはどんな特徴があるのか、他の病気の可能性も紹介しています。↓