■目次
1. 発達障害ならではの苦悩とは
2. 子供の頃は発達障害であることがわかりにくい
3. 発達障害が仕事で苦労する&悩んでいること
4. 発達障害の為の居場所探し
まとめ
1. 発達障害ならではの苦悩とは
社会人になってから自分が発達障害であることを
知る人も多いのではないでしょうか。
以前から「相手の気持ちを読めない」
「注意されても何度も同じことを繰り返してしまう」など、
今思い返せば、子供の頃から何かと集団に馴染めなかったり
人間関係や勉強面で苦労したこともあるはずです。
当時は何とかまわりにあわさなくてはいけないと自分を言聞かせて、
無理をしてきた人もいるのではないでしょうか。
2. 子供の頃は発達障害であることがわかりにくい
子供の頃は何か苦手なことがあったとしてもそれを個性として考えられ、
まわりにいる人たちが自然とサポートしてくれる環境にあったはずです。
そのためADHDやアスペルガーだと思うこともなく、
それが性格や個性だと思ってきたのではないでしょうか。
そのまま20代になり社会人として仕事をするようになると、
今までのように守ってくれる環境ではなくなります。
そこで初めて自分がまわりの人とは何かが違うのを実感するのです。
発達障害で悩んでいる人の多くが
「もっと早くADHDやアスペルガーなどであることを知りたかった」といいます。
知っていればどうしたら日常生活に支障をきたすことなく、
毎日を送れたのかがわかっていたというのです。
大人になってから急に自分が発達障害だといわれても、
受け入れられずに苦しんでいる人もいるかもしれません。
3. 発達障害が仕事で苦労する&悩んでいること
例えば上司や先輩に言われた冗談を理解できず本気にとってしまう、
自分が興味のあることを一方的に話してしまって
相手の話が耳に入ってこない、
特定の物事に対して強いこだわりを持ってしまう。
柔軟な対応ができないなど自分では普通のことだと思っていたことでも、
まわりからみれば「扱いにくい人」だったり
「仕事ができない人」と思われてしまいがちなのです。
それが自分ではわからないので、
最初は戸惑い受け入れることに時間がかかります。
でも「確かに」と納得してしまうこともなかにはあるはずです。
ADHDの場合は、物事の忘れ物が多く集中して話を聞けない、
相手の話に興味が持てない、落ち着きがないなど
上司に何度注意されても直すことができず社会に馴染めずに
毎日辛い思いをしている人もいるのではないでしょうか。
見た目ではわかりにくいので、
本人は「努力不足」と決めつけて自分を責めてしまうのです。
4. 発達障害の為の居場所探し
まずADHDやアスペルガーなどの発達障害は、
適切な診断を受けて自分が
「発達障害であることを認めてあげること」が大切です。
そのうえでどうしたら日常生活を問題なく送ることができるのか、
不適応な状態を減らしていけるかが重要です。
発達障害を根本的に治す方法は
現在のところ見つかってはいないのですが
薬物療法や生活療法を行うことで、
症状を少しずつ緩和することができるのです。
発達障害であっても
サポートしてくれるような支援機構などもありますので
「自分の居場所」を見つけてあげることが大切なのです。
ADHDやアスペルガーで悩んでいる人の場合、
自分を責めてしまいがちです。
でも自分で治せないからこそ
「障害」がついているのであり、
まずは自分のことを知り生活しやすい環境を作ってあげること、
楽しいと思えるような仕事に就くことで自信に繋がっていくのです。