カレーの作り方で学ぶ、ADHDの感情コントロール方法

 カレーはADHDを治すのに最適な食事と言われます。

実際にカレーを主食とするインド人の
精神病の割合は日本と比べてとても低いんです。

でもカレーの作り方自体も
ADHDの改善に役立つことがあります。

ためしに、カレーの作り方を見てみましょう。

なんとなく”美味しそうだな”という気持ちが、
わき上がってきましたか?

仕事場では仕事ができないと言われ続けて、
悩み苦しんでいてもカレーの作り方を見たら、
お腹が減ってしまう……

この働きを利用して
自分の感情をコントロールしようっていうのが、
今回の目的になります。

1.ADHDの感情コントロールが難しい原因

 ADHDの当事者は自分の感情が
コントロールしにくいと思います。

繊細な性格が原因でミスが起きるたびに
”ああ……やっちゃった…”と思っては、
頭の中で反省会を開いて落ち込みます。

私もよく脳内で反省会をしていますw

でも感情をコントロールするのって難しいんですよね。

 特に難しいと感じるのは、
どうしたらポジティブ思考になるか?ということです。

幸せであったり、楽しい嬉しい気持ちになるのは、
困難に思っています。

仕事場で何度もミスをして上司に怒られたり、
プライベートでも失敗していたりすると
前向きに考える機会がありません。

マイナス思考を生んだ原因から立ち直る前に
新しいマイナス思考の原因がやってきて、
悪循環が止まらないんですよね。

だから”幸せ”という感情をコントロールできるようになれば、
ADHDの感情コントロールは上手くいくと考えます。

そこで私はカレー作りを提案します。

2.幸せが足りないと思ったらカレーを作れ

2-1.カレーを食べれば簡単に幸せになれる

幸せのためにカレーづくりぃ?

なんだか違和感を覚えるかもしれません。

でもですよ。

美味しいものや好物を食べた体験は、経験値となってあなたの身体に残ります。

以前に美味しいカレーを食べたことがあるなら、
カレーを次に食べるときは”楽しみ”になります。

たとえば出来上がったばかりのカレーを想像してみてください。

目の前のカレー皿からはホカホカした湯気が立ちのぼり、
あなたの顔をほんのりと温かくします。

スプーンでカレーをひとさじとれば、
ターメリックやガラムマサラなどのスパイスが
鼻を通って食欲をそそります。

カレーを口に入れた瞬間には、
舌の上でお米とカレーが混ざり合い、
お米の甘みを感じながらカレーの刺激が口いっぱいに広がるのです。

まさに幸福の瞬間といえます。

 このとき、あなたの心の中は幸せ>>ストレス
の優先順位になってポジティブ思考になっています。

そのため、カレーを食べることでADHDも
簡単に幸せになれるのです。

しかも料理を食べるだけではなく作ること自体も、
幸せにつながることが医学的に証明されています。

2-2.カレー作りも楽しみにつながる

 カレー作りがADHDを解決するのはなぜか?

ADHD特有の『感覚過敏』という特徴が、カレー作りをより好きにさせるからです。

感覚過敏っていうのは、見たり聞いたり味わったりといった、
人間誰でも持ってる感覚が、一般的な人より「神経質」なほど鋭いってことです。

そしてこの鋭すぎる感覚のせいで、多くのストレスを抱えることがあります。

しかし感覚が鋭いというのは、好きな音や匂いや味に出会ったら、
好きという感情がより強く出るということです。

好きという気持ちは幸せと結びつきやすく、
五感を使うカレー作りにも影響します。

たとえば、野菜を切る音が好きな人がいます。

まな板の上で野菜をサクッサクッと切る音なんて
”これから美味しいものができる”音のように思えて、
わくわくしませんか?

また鍋でグツグツと食材を煮る音も好きな人がいます。

他にも料理を作っているときの匂いや見た目が好きだから、料理を作るという人は少なくありません。

このようにカレー作りの段階からも楽しみが生まれるのです。

3.好きな料理を作ることが心にゆとりを作る
今回はカレー作りを参考に、幸せという感情コントロール方法をご紹介しました。

しかしそれがお寿司であったり、ステーキであったりしても
いいと思っています。

大事なことは好きなものを作っているときと、
食べるときに幸せを感じることです。

幸せを感じて心にゆとりが生まれれば、
焦りや不安のままでいるよりも
仕事がはかどってミスが減ります。

そのためにも美味しいカレーを食べましょう。

そして、時間があればカレーをちょっと作ってみませんか?